読み方 : エムエスアイファイル
MSIファイル
概要

MSIファイルの中身は、インストールに必要なプログラムファイル群、レジストリへの設定情報、インストール手順を定義したルールなどをひとまとめにしたデータベース構造になっている。単なるファイルの集合体ではなく、「何をどこに置くか」「どのような順序で処理するか」といった情報が構造化された形式で格納されている。
インストール処理はWindowsに組み込まれた「Windows Installer」サービスが担う。このサービスはシステムレベルで動作するため、利用者が管理者権限を持っていなくても、あらかじめ許可された範囲でインストールを実行できる。インストール中に問題が発生した場合、途中までの変更を元に戻すロールバック機能も備えている。
MSIファイルにはシステムから削除(アンインストール)する際の処理手順や削除すべき情報なども記録されている。導入済みのアプリケーションをWindowsの「プログラムと機能」から選択することで、確実に削除することができる。ファイルを削除するだけでは残りがちなレジストリの設定なども、適切にクリーンアップされる。
企業などの情報システム部門では、MSIファイルをグループポリシーやMECM(旧SCCM)などの管理ツールと組み合わせ、社内の複数のパソコンに対してソフトウェアを一括配布する用途でも利用している。ネットワーク経由で自動的にインストールを完了させられるため、大規模な環境での運用管理に適している。
(2026.4.17更新)