再インストール 【reinstall】 リインストール
概要
再インストール(reinstall)とは、コンピュータに既に導入(インストール)済みのソフトウェアを改めて導入し直すこと。挙動に異変が生じ、設定変更などでは解消されない場合などに行われることが多い。使用していたソフトウェアに原因不明あるいは回復不能な不具合が生じたり、不要になって一旦削除(アンインストール)した場合などに、再度導入し直して使えるようにする操作を再インストールという。
ソフトウェアの導入プログラム(インストーラ)に再インストール機能が含まれている場合はこれを利用することが多いが、用意されていない場合は手動でアンインストールしてから改めて新規にインストールするという手順になる。
導入済みのソフトウェアを残したまま行う場合、破損したファイルなどを回復しながら再インストールすることを「修復インストール」(ソフトウェアによってはリカバリー、レストアなど)、単純に既存のファイルなどに上書きしていく方式を「上書きインストール」という。
これらは既存の設定ファイルやデータファイル、レジストリなどのシステム設定などが引き継がれるため速やかに以前の環境を取り戻すことができるが、残留したデータなどが原因となって不具合が解消されない場合もある。
一方、導入済みのソフトウェアやデータ、システム設定などを完全に消去して導入前の状態に戻し、ゼロから新たに導入し直すことを「クリーンインストール」という。オペレーティングシステム(OS)に深刻な動作不良などが生じた場合などによく行われ、ストレージをフォーマットし直して記録を完全に削除してからインストールを行う。
(2020.8.14更新)