ネットワークドライブ 【network drive】 リモートドライブ / remote drive
概要
ネットワークドライブ(network drive)とは、Windowsのネットワーク機能の一つで、他のコンピュータ上にある共有フォルダにドライブレターを割り当て、あたかも内蔵ストレージのようにアクセスできるようにするもの。コンピュータに内蔵・接続されたハードディスクや光学ドライブなどには「C:」などの固有のドライブレターが割り当てられるが、これをネットワーク上の任意の共有フォルダに割り当てる機能である。ドライブ文字はすでに割り当てられているもの以外なら利用者が自由に選択することができる。
ネットワークドライブに設定されたフォルダはサーバ名や共有名などの指定をしなくても、ローカルのストレージと同じようにドライブ文字で指し示すことができるようになる。ログオフや再起動を行っても、以前と同じLANに接続すれば、自動的に同じドライブ文字で同じ共有フォルダを利用可能にしてくれる。
企業や大学などで多数の利用者が同じサーバ上に自分用の領域を持っている場合などに、誰でも同じドライブ文字で自分用の領域にアクセスできるようにすることができるため、操作方法の説明などが行いやすい。特殊なパス表記であるUNC(Universal Naming Convention)を迂回できるため、共有フォルダへのアクセスを想定していないソフトウェアでもローカルのファイルを扱うのと同じようにアクセスできる。
(2018.11.8更新)