横スクロールバー【horizontal scrollbar】水平スクロールバー

概要

横スクロールバー（horizontal scrollbar）とは、グラフィック表示を用いたコンピュータの操作画面(GUI)で、ウィンドウなどの中に表示しようとしている部分がその横幅を超えているときに、下端に現れる棒状の操作要素。

ウィンドウ自体の横の長さにほぼ等しい細長い領域で、内部に現在の表示位置を示す矩形の要素（スライダー）が表示される。このスライダー部分をドラッグ操作で左右に移動することで、表示対象の領域が移動し、見たい部分を見ることができる。

システムによって、スライダーの大きさが常に固定されている場合と、表示領域の全体に対する割合によってスライダーの長さが変化する場合がある。後者の場合、スライダーが短いほど、表示領域に対して全体が広いことを意味している。左右端に三角形（◀▶）や矢印（←→）のボタンがついていることもあり、これを押す操作で位置を微調整することができる。

一方、表示しようとする領域がウィンドウの縦幅を超えている時に、ウィンドウ右端に現れる細長い操作要素を「縦スクロールバー」あるいは「垂直スクロールバー」（vertical scrollbar）という。機能は横スクロールバーと同様で、スライダーを上下に動かすことでウィンドウ内の表示領域を移動させることができる。

(2023.7.10更新)