PIF 【Program Information File】 .pifファイル
概要
PIF(Program Information File)とは、WindowsなどのマルチタスクOSでMS-DOSプログラムを実行するために必要な各種の設定を記述するためのファイル形式。標準のファイル拡張子は「.pif」。MS-DOSプログラムの実行時に割り当てるメモリ量の上限や下限、画面モード、実行可能ファイル(EXEファイルやCOMファイル)のストレージ内での場所(パス)などを指定することができる。設定内容はテキスト形式で保存され、テキストエディタなどで閲覧・編集することができる。
PIFは元々、MS-DOSの米IBM社製パソコン向けバージョンである「PC DOS」をマルチタスク化する拡張ソフトウェア「TopView」で用いられたファイル形式で、後にWindowsなど他のMS-DOS互換環境でも利用されるようになった。
Windows上ではMS-DOSプログラムファイルへのショートカットとして振る舞い、マウスでダブルクリックするなど.pifファイルを開く動作を行うだけで関連付けられたMS-DOSプログラムを起動することができる。この仕組みを悪用し、PIF形式を装うコンピュータウイルスなどもある。
(2024.1.8更新)