WMI 【Windows Management Instrumentation】
概要
WMI(Windows Management Instrumentation)とは、Windowsにおいて、システムについての情報を様々なソフトウェアから統一的な方法で取得・設定できるようにする仕様。オペレーティングシステム(OS)やコンピュータの構成要素について、現在の状態や過去の履歴を取得したり、設定値の変更などを行うための標準的な規約(インターフェース仕様)を定めている。
システム情報の取得・管理についての業界標準であるWBEM(Web-Based Enterprise Management)およびCIM(Common Information Model)に準拠しており、Windows 2000以降のWindowsが標準で対応している。
WMIを用いてアプリケーションやスクリプトなどからWindowsの設定情報やコンピュータの状態などに容易にアクセスすることができ、管理者がシステムの状態を把握したり、管理を自動化するスクリプトを記述するのに役立つ。
ネットワークを通じて他のコンピュータを管理することもでき、企業内ネットワークなどで複数のコンピュータを集中的・効率的に管理するのにも応用できる。
(2020.1.29更新)