インジケータ【indicator】インディケータ
インジケータとは?
機器やソフトウェアの状態・動作状況を視覚的に伝えるための表示装置や表示要素の総称。日本語では「指示器」「指標」「表示灯」などと訳されることもあるが、IT分野ではカタカナ表記が一般的である。

IT分野では、コンピュータや通信機器の筐体前面や側面に取り付けられた小型のLEDランプなどをインジケータと呼ぶことが多い。電源の投入状態を示すランプ、ハードディスクやSSDへのアクセス中に点滅するアクセスランプ、ネットワークの接続状態を示すLANポートのランプなどがこれにあたる。装置を操作しなくても外観から内部の状態を確認できるため、日常的な動作チェックやトラブル発生時の状況把握に活用されている。
ソフトウェアの画面上でも、こうしたランプなどになぞらえて、何かの状態を知らせる表示要素をインジケータと呼ぶことがある。ファイルのコピーやダウンロードの進行度を横棒で示すプログレスバー、バッテリー残量や音量を視覚的に表すメーター、未読メッセージ数をアイコン上に重ねて示すバッジなどがある。処理が継続中であることだけを伝える回転アイコン(スピナー)も広く使われており、完了時間が見込めない処理でもシステムが動作していることを利用者に示せる。
インジケータは、色や形、動きを組み合わせて情報を直感的に伝えることが求められる。慣用的に多くの機器やソフトウェアで共通する配色や光り方もあり、緑は正常や完了、赤は異常や警告、点滅は処理中を表すことが多い。エラーメッセージなどの文字情報を読まなくとも、色や光の加減だけで正常か異常かを瞬時に判別できる点が実用的である。