InstallShield 【インストールシールド】

概要

InstallShield(インストールシールド)とは、ソフトウェアコンピュータに導入する「インストーラ」と呼ばれるソフトウェア開発するためのソフトウェアの一つ。米フレクセラ(Flexera)社が開発・販売している。

InstallShieldはアプリケーション開発者がインストーラ開発するのを支援する。ファイルのコピー先や、ショートカットの作成、レジストリの変更など、インストール時に必要な項目を指定・設定するだけで簡単にインストーラ開発することができる。また、アプリケーションコンピュータから削除するためのアンインストーラも同時に作成できる。

初期のWindowsには標準のインストーラ機能が存在しなかったため、1990年代から2000年代前半にかけてWindows向けインストーラ開発キットの事実上の標準として広く普及した。Windows Installerの登場後はMSI形式.msiファイル)によるインストーラ開発にも対応している。

当初は同名の独立企業(InstallShield社)が開発していたが2004年に米マクロビジョン(Macrovision)社に買収され、2008年に同社のソフトウェア部門が独立しFlexera社となった。日本国内ではネットワールドが販売している。

(2019.12.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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