カーネルメモリ 【kernel memory】

概要

カーネルメモリ(kernel memory)とは、Windowsメモリ管理で、システムの中枢部分(OSカーネル)を置くために確保されたメモリ領域のこと。

物理メモリ上に固定的に確保された「非ページプール」(nonpaged pool)と、必要に応じてストレージハードディスクSSDなど)の特定の領域と入れ替えて利用される「ページプール」(paged pool)に分かれる。

実行中のカーネル以外のプログラムが必要とするメモリ量などに応じて常に増減するが、ページプール部分の割合が多くなると頻繁にストレージ物理メモリの間で内容の入れ替えが生じて動作速度が遅くなる原因となる。設定により、すべて非ページプールとしてカーネルを完全に物理メモリ常駐させることもできる。

(2019.12.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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