スピンボックス【spin box】
概要

テキストボックス部分には半角数字のみを入力できる仕様になっており、数字以外の文字が入力された場合はエラーとして扱われるか、自動的に初期値または直前の値に戻される。入力可能な値の範囲はあらかじめ設定されており、上限・下限を超える入力は受け付けないか、上限・下限の値に補正される形で処理されることが多い。
表示上は「mm」「px」「行」「%」といった単位が自動的に付加される場合があるが、利用者が入力・操作するのは数値部分のみである。ボックスの右端などに配置された上向き「▲」と下向き「▼」の一対のボタンは「スピンボタン」(spin button)と呼ばれ、クリックまたはタッチすることで現在の値を一定幅で増減できる。
1回の操作で変化する増減幅はアプリケーションごとに設定され、例えばフォントサイズであれば1ピクセル単位や1ポイント単位、音量であれば1%単位や5%単位で変化することが多い。ボタンを長押しすると値が連続して変化する。押し続ける時間が長くなるにつれて増減幅が自動的に拡大する実装も多く、目的の値まで素早く到達できるよう設計されている。キーボードの上下矢印キー(↑↓)にスピンボタンと同じ挙動を割り当てている場合もある。
フォントサイズの設定や印刷部数の指定、日付・時刻の選択など、様々なソフトウェアの設定画面やWebサイトの入力フォームで採用されている。Web上ではHTMLの「<input type="number">」要素がスピンボックスに相当し、min属性、max属性、step属性で入力範囲と増減幅を定義できる。デスクトップ環境ではWindowsの「アップダウンコントロール」や、各種GUIツールキットの「スピナーウィジェット」として実装されている。
(2026.6.16更新)