ワークベンチ 【workbench】

概要

ワークベンチ(workbench)とは、作業台、仕事台、工作台という意味の英単語。ITの分野では、ソフトウェアの操作画面にまとめられた機能のセットや、ある分野の作業を総合的に支援するツールなどを指すことが多い。

ソフトウェアのデータ編集画面などで、行いたい作業や編集対象のデータの種類などに応じて、関連するメニューやツールなどをひとまとめにしたセットのことをワークベンチという。

様々な作業ができるソフトウェアや、様々な種類のデータを扱えるソフトウェアでは、すべてのメニューなどを常に表示しておくのは煩雑で使いにくいため、作業の種類や対象ごとにワークベンチを切り替えて表示することで、多機能と使いやすさを両立している。

ソフトウェア開発ツールなどの名称で、ある特定の対象や分野についての機能をまとめ、利用者の作業を総合的に支援するものを「~ワークベンチ」(~ Workbench)と称することがある。

(2020.6.25更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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