スワイプ 【swipe】

概要

スワイプ(swipe)とは、画面に触れて操作するタッチパネルの基本的な操作方法の一つで、指を触れたまま特定の方向になでること。画面のスクロールスライダーの移動などで用いられる。“swipe” は「拭い取る」の意。

画面に指先(やペン先など)で触れ、指示したい方向に向けてさっと拭き取るようになでる操作を指す。触れる対象は画面全体など広域的な場合が多く、また、画面から指を離す位置やタイミングにも特に意味はない(任意である)ことが多い。

指を滑らせる向きでスクロールなどの方向を指示する。左スワイプと右スワイプを使い分ける場合と、上スワイプ(スワイプアップ)と下スワイプ(スワイプダウン)を使い分ける場合がある。

画面上の複数地点の同時接触を検知できるマルチタッチ対応のシステムの場合には、複数の指で同時に触れてスワイプする「2本指スワイプ」や「3本指スワイプ」が1本指とは別の操作を表している場合がある。

フリックとの違い

指を触れたまま画面をなぞる動作には「フリック」(flick)もある。フリックは特定の箇所に指を触れた後、弾くように短い距離をさっと動か(してすぐ指を離)す操作を意味する。長い距離を撫でるとフリックと認識されずスワイプ操作になってしまう場合がある。

ドラッグとの違い

他に「ドラッグ」(drag)も画面をなぞる動作を指す。システムの種類や文脈により、ドラッグとスワイプをほぼ同義とする場合と、アイコンなど対象物を掴んで別の場所へ移動させるのがドラッグで、(画面のスクロールなど)触れる個所を特定しないのがスワイプであるとして区別する場合がある。

(2023.8.2更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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