最大化 【maximize】
概要
最大化(maximize)とは、ウィンドウを用いて複数のアプリケーションを同時に実行するコンピュータの操作画面(GUI)で、あるウィンドウのサイズを画面全体に拡大し、デスクトップを専有して操作すること。パソコンなどで一般的なウィンドウシステムを採用したオペレーティングシステム(OS)では、基本となる操作画面(デスクトップ画面)の中に矩形の表示枠(ウィンドウ)を設け、それぞれの枠の中で個々のアプリケーションソフトを表示する。
ウィンドウはサイズが固定のものと、利用者の操作で任意に拡大・縮小・変形が可能なものがある。変形可能なウィンドウにはタイトルバーの端などに「最大化ボタン」があり、これを押すとデスクトップ領域の全体にウィンドウが広がる。
この方法で最大化したウィンドウは通常の方法では変形・縮小できず、もう一度最大化ボタンを押すことで最大化前の元のウィンドウサイズに戻すことができる。これらの操作は特定のキーボードショートカットで代替できる場合もある。
一方、ウィンドウの表示領域を閉じてデスクトップのタスクバーなどに収納する操作を「最小化」(minimize)という。最小化と元の状態への復帰も通常の変形操作では行うことができず、専用の最小化ボタンとタスクバーの操作により行う。
また、ウィンドウの表示領域を画面全体を覆うように拡大する表示方法を「全画面表示」「フルスクリーン表示」という。ウィンドウの最大化ではウィンドウのタイトルバーやタスクバー、デスクトップのタイトルバーなどの操作要素はそのまま残るが、全画面化ではこれらの要素も一時的に撤去される。
(2022.6.18更新)