システムキャッシュ【system cache】

概要

システムキャッシュとはオペレーティングシステム(OS)が動作中に利用するプログラムデータを一時的に保持し、再利用を高速化する仕組み、また、そのための記憶領域。OSによって具体的に何を表すかが異なる。

ストレージ装置メインメモリに比べてデータの読み込みが何桁も遅い。そのため、頻繁に参照されるデータをあらかじめメモリ上に保持しておくことで、ストレージへのアクセス回数を減らし、処理速度を高めることができる。

Windowsのシステムキャッシュ

Windowsでは、使用頻度の高いシステムファイルメインメモリの特定領域に保持しておく仕組み、およびそのために確保されたメモリ領域を「システムキャッシュ」という。OSが使用状況に基づいてキャッシュの内容を自動管理しており、他のプロセスがメモリを必要とする場合にはキャッシュ領域を縮小して空きを確保する。システムキャッシュが原因でメモリが恒久的に不足することはない。タスクマネージャの「パフォーマンス」タブでは、キャッシュが使用しているメモリ量を「キャッシュ済み」として確認できる。

AndroidやmacOSのシステムキャッシュ

AndroidやmacOSでは、ストレージ上に保存されたキャッシュファイルを「システムキャッシュ」と呼ぶことがある。これはOSやアプリが生成する一時ファイルで、アプリの起動高速化や取得済みデータの再利用に用いられる。不要になったキャッシュはシステムが自動削除するほか、手動でクリアすることも可能である。削除後は機能上の問題は生じないが、キャッシュが再生成されるまでの間、動作が一時的に遅くなる場合がある。

(2026.7.14更新)
 

他の辞典等による「システムキャッシュ」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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