ワークフォルダ 【work folder】 作業フォルダ / ワークディレクトリ / work directory

概要

ワークフォルダ(work folder)とは、ソフトウェアストレージ(外部記憶装置)上に作成するフォルダディレクトリのうち、作業や処理のために一時的に必要なファイルを作成するためのもの。

利用者が作業用のファイルを置いたり、ソフトウェアが処理の都合上、一時的に必要なファイルを置くために用意されたフォルダをこのように呼ぶ。後者は「テンポラリフォルダ」「一時フォルダ」とも呼ばれる。

Windows Serverのワークフォルダ

Windows Serverにはファイル共有機能のオプションとして「ワークフォルダ」という機能が提供されている。これは各利用者がサーバ上に開設した個人用フォルダの内容を、その利用者が用いるWindowsパソコン間で自動的に同期するものである。

ワークフォルダとして設定されたフォルダに保存されたファイルは、ネットワークを通じて同じユーザーアカウントを使用している他のコンピュータに複製される。利用者は現在使用しているコンピュータ上でファイルを閲覧あるいは編集することができ、変更は自動的にサーバ上のファイルや他のコンピュータファイルに反映される。

サーバ上の共有フォルダは作業用のコンピュータネットワークに繋がれているときにしかアクセスできないが、ワークフォルダに複製されたファイルオフライン状態でもアクセスできる。変更は次にオンラインになったときに自動的にサーバ上に反映される。

同期処理は完全なリアルタイムではわれず、ファイルの作成や上書き保存の直後は他のコンピュータへ反映されていない時間が生じる。サーバ側はWindows Server 2012 R2以降、クライアント側はWindows 7以降で利用することができる。

(2024.1.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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