周辺機器 【peripheral equipment】 ペリフェラル

概要

周辺機器(peripheral equipment)とは、コンピュータなど中心となる機器に繋いで使用する装置のこと。本体に何らかの機能を提供するために用いられ、単体では使用できないものが多い。

通常は機器本体の外部に設置してケーブルや無線などで接続・通信するものを指し、筐体内に据え付ける部品(パーツ)とは区別されるが、一部の記憶装置のように同じ機能でも内蔵型と外付型が両方存在する場合もあり、厳密に区別できるわけではない。

パソコンの主な周辺機器は入出力装置や外部記憶装置で、キーボードマウスディスプレイモニター)、プリンタイメージスキャナスピーカー、ヘッドフォン、外付型のストレージドライブハードディスクSSD光学ドライブなど)、USBメモリなどがよく知られる。

ブロードバンドルータWi-FiアクセスポイントNAS(Network Attached Storage)などのようにネットワーク上で複数の機器で共用するものや、デジタルカメラデジタルオーディオプレーヤーのようにデータ管理はパソコンで行うが使用自体は単体で行うものも含める場合もある。

また、スマートフォンタブレット端末、携帯ゲーム機、デジタルカメラなど携帯機器の場合はメモリーカードなどの電子機器だけでなくストラップやケース、液晶保護シート、タッチペンなどの器具も含まれるため、周辺機器と呼ばずに「アクセサリー」と呼称することが多い。

(2019.7.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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