デスクトップ 【desktop】

概要

デスクトップ(desktop)とは、机の上、作業面、卓上(の)、などの意味を持つ英単語。パソコンなどのオペレーティングシステム(OS)で、起動時に表示される、基本となる操作画面のことをデスクトップという。

グラフィック表示・操作(GUI)を採用したOSで用いられる操作画面で、操作メニューの一覧や、起動中のアプリケーションソフトのウィンドウ、コンピュータ内のファイルやソフトウェアなどを表すアイコンなどが重ね合わせて表示される。

ファイルやフォルダの操作、ソフトウェアの起動や終了、OSのメニューの選択・実行、常駐ソフトウェアの終了や設定画面の呼び出しなど、コンピュータの基本的な操作を行うことができる。日付や時計、通知など有用な情報の表示にも利用される。

「デスクトップ」(desktop)という呼び名はコンピュータの操作画面を作業机の天板に例えた表現で、アイコンやウィンドウを机の上に広げた道具や書類などに見立てている。利用者が自らに適した環境に設定できるよう、よく使うファイルやソフトのアイコンを並べたり、背景に好きな画像を設定したり、枠線や文字などの表示色の組み合わせを変更したりする機能が用意されていることが多い。

デスクトップ型パソコン

パソコン製品の形態による分類の一つで、据え置き型の機種のことを「デスクトップパソコン」あるいは略して「デスクトップ」ということがある。ノート型のように持ち運んで利用することができず、室内に固定的に設置して利用するタイプの製品を指す。

もとは平たい箱型の筐体で、机上に横置きしてCRTディスプレイを上に乗せて使用する製品を指していた。近年では、液晶ディスプレイの脇や机の下などに設置する縦長のタワー型筐体が増えており、「デスクトップ」をこれら据え置き型の総称とする場合と、タワー型と区別して従来の平たい横置き型のみを指す場合の両方がある。

(2024.8.20更新)

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