読み方 : バルーンひょうじ

バルーン表示【balloon】バルーンチップ

別名  :balloon tip/バルーンヒント/balloon hint/バルーン通知/balloon notification

概要

バルーン表示とは、画面上のボタンやアイコンなどの要素の近くに、説明や補足情報をマンガの吹き出しのような形の枠で重ねて表示する手法。枠の形状が風船(balloon)に似ていることからこのように呼ばれる。マウスホバー操作への応答や、通知・警告の自動表示などに用いられる。
バルーン表示のイメージ画像

小さな枠の中に、対象要素の名称や機能の説明、操作手順、注意事項、状態情報などを短い文章で示す。常時表示するのではなく、必要なときだけ一時的に現れて消える実装が一般的で、これにより画面上の表示領域を節約できる。情報の提示を目的とした表示であるため、閉じるための「×」ボタンなどを除き、文字入力欄や選択肢といった入力要素は設けないのが通例である。

表示・消去のタイミングはソフトウェアによって異なる。パソコン向けの環境では、対象要素にマウスポインタを重ねてしばらく待つと表示され、ポインタを移動させると消えるマウスホバー方式が最も一般的である。一方、システムの更新通知やセキュリティ警告など、利用者の注意を引く目的で特定のイベント発生時に自動的にポップアップ表示される場合もある。

かつてのWindowsでは、タスクトレイ付近にバルーン表示を使ってハードウェアの状態や更新情報を知らせる仕組みが広く利用されていた。近年は通知センターやトースト通知といった別の形式への移行が進み、OS標準の通知手段としてのバルーン表示は以前より少なくなっている。Webブラウザ上では、HTML要素のtitle属性を設定するとブラウザが自動的にその内容をバルーン表示して表示する機能を持つが、外観のカスタマイズに制限があるため、JavaScriptやCSSで独自に実装されることも多い。

タッチ操作を前提とするスマートフォンやタブレット端末では、マウスホバーに相当する操作が存在しないため、バルーン表示はそのままの形では機能しにくい。これらの環境では、要素の長押し(ロングタップ)によって表示する方式や、初回利用時の操作ガイドとして自動表示する方式などが用いられることがあるが、パソコンに比べると利用例は少ない。

(2026.6.15更新)
 

他の辞典等による「バルーン表示」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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