バルーン表示 【balloon】 バルーンチップ / balloon tip / バルーンヒント / balloon hint / バルーン通知 / balloon notification

概要

バルーン表示(balloon)とは、画面上の要素の説明などを、その要素の上に重ねて小さく表示すること。マンガの吹き出しのように角の丸いの枠で括って表示されることが多いため、その形を風船(balloon)になぞらえてこのように呼ばれる。

画面上に表示されている要素の簡単な説明や操作方法、関連情報などを付加的に表示する手法で、短時間だけ表示されてすぐに消えるよう実装されることが多い。操作を受け付けるための要素ではないため、表示を終了するためのボタン(?印などで表される)以外に入力要素は設けないのが一般的である。

どのような操作で表示・消去するかはソフトウェアによって異なるが、対象要素にマウスポインタを重ねてしばらく待つ(マウスホバー動作)と表示され、マウスを動かすと消える、という表示方式が多い。利用者の目を引いて通知や告知を行うために自動的に現れる場合もある。タッチ操作が前提のスマートフォンやタブレット端末などの機器ではマウスホバーに相当する動作がないため、あまり用いられない。

(2020.6.30更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。