フォーム 【form】

概要

フォーム(form)とは、形、形状、形式、形態、型、書式、伝票などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ソフトウェアの操作画面やWebページなどで、利用者からの入力を受け付ける操作要素の集合のことを指す場合が多い。本来の語義通りに、紙の書類の書式や帳票類などの意味で用いられることもある。

入力フォーム

(紙の)記入用紙や申請書のように、内容を書き込んだり選択肢から一つを選ぶ操作要素が並んだ画面や領域を入力フォーム(input form)と呼び、単にフォームと言った場合はこれを指すことが多い。

ソフトウェアの機能として用意される場合、ソフトウェアの設定画面や、新規の書類やファイルの作成、既存のデータの編集など、利用者が一つの目的のためにまとまった数の項目を入力・指定する必要がある場合に用いられる。

Webページの場合は閲覧者から必要な情報を聞き出してWebサーバに送信するために用いられ、会員登録や問い合わせ、アンケート、購入や決済、サービスについての各種の手続きなどでよく利用される。検索機能や検索エンジンのキーワード入力欄なども簡易なフォームの一種である。

フォームは入力内容や目的により様々な機能の要素が用いられる。例えば、任意の文字列入力できる「テキストボックス」(Webページでは複数行のものを「テキストエリア」という)、複数の選択肢から一つを選ぶ「ラジオボックス」や「セレクトボックス」、複数の選択肢から複数を選ぶことができる「チェックボックス」、文字入力と選択肢を組み合わせることができる「コンボボックス」、はい・いいえやオン・オフなどを指定する「トグルスイッチ」、内容の送信やリセットなどを指示するための「ボタン」などがよく用いられる。

泡を意味するフォーム

美容・衛生・建築などの分野で泡のことをフォームということがあるが、これは英語の “foam” を音写したもので、日本語の外来語としては同音異義語だが、英語では発音も綴りも異なり特に共通点はない。

(2019.3.1更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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