タップ 【tap】 タッピング / tapping

概要

タップ(tap)とは、軽く叩く、コツコツ音を立てる、口、栓などの意味を持つ英単語。IT分野ではタッチパネルに指先やペン先で触れる操作や、電源コンセントの分配器などを指すことが多い。

タッチパネルのタップ操作

画面に触れて操作するタッチパネルタッチスクリーン)の基本的な操作方法の一つで、画面上の特定の場所を指先やペン先で軽く(一回)叩く動作のこと。マウスなどのボタンにおける「クリック」(click)操作にほぼ相当する。

画面上の特定の位置にある対象を選択して決定する動作を表すことが多く、スマートフォンタブレット端末などでは最も頻繁に用いられるタッチ操作の一つである。一方、指を触れたまま離さずに画面上を滑らせる動作には「スライド」「スワイプ」「ピンチ」「ドラッグ」などがある。

一度だけタップするのと、連続で何度かタップするので異なる動作になる場合がある。その場合、一回タップする操作を「シングルタップ」(single tapping)、二回を「ダブルダップ」(double tapping)、三回を「トリプルタップ」(triple tapping)のように区別する。

また、指先で画面に触れた後、すぐに離さずしばらく触れたままにする操作もあり、「ロングタップ」(long press)あるいは「タッチアンドホールド」(touch and hold)、または単に「長押し」という。

(2022.5.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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