タイトルバー【title bar】
概要

通常、タイトルバーには実行中のソフトウェア名や現在編集・閲覧しているファイルの名称などが表示される。Webブラウザであれば閲覧中のWebページの題名、文書作成ソフトであれば編集中のファイル名が表示され、利用者は複数のウィンドウを同時に開いている状態でもそれぞれの内容を一目で判別できる。
ウィンドウの状態や位置を管理する操作領域としても用いられる。マウスのポインタをタイトルバーに合わせてドラッグすることでウィンドウを画面上の任意の場所へ移動でき、Windowsの場合はダブルクリックすればウィンドウサイズを最大化(全画面表示)することができ、もう一度ダブルクリックすれば元のサイズに戻すことができる。
タイトルバーの左右端にはウィンドウを操作するためのボタンやアイコンが配置される。例えば、Windowsでは右端に一時的に画面を非表示にする最小化ボタン、画面全体に広げる最大化ボタン、ソフトウェアを終了してウィンドウを閉じるボタンが並ぶ。左端の登録アイコンをクリックするとシステムメニューが表示され、サイズ変更や移動といった操作も実行できる。背景色や文字色の変化によって、利用者が現在選択して入力可能な状態にあるアクティブウィンドウと、背後に隠れている非アクティブウィンドウを識別する目印にもなる。
歴史的にタイトルバーはウィンドウ管理の基本要素として1980年代頃から多くのオペレーティングシステム(OS)に採用されている。近年では、画面の表示領域を有効活用するため、タイトルバーとWebブラウザのタブ表示領域を一体化させたり、メニューバーの機能をタイトルバー内に集約したりする設計も普及している。スマートフォンなどの画面では独立したウィンドウを持たないためデスクトップ環境とは構造が異なるが、画面上部にタイトルやナビゲーションを配置する設計は共通している。