ドロワーメニュー 【drawer menu】

概要

ドロワーメニュー(drawer menu)とは、ソフトウェアの操作画面で、普段は小さなアイコンなどで表示され、必要なときに選択すると大きく開かれて選択項目やアイコンなどの一覧が展開されるようなメニューのこと。“drawer” とは「引き出し」の意。

普段は画面端にアイコンや取っ手のような細長い操作要素として表示される。利用者がタッチしたり画面中心方向にスライドしたりするとアニメーションを伴って領域が拡大あるいはスライドし、表示領域に覆いかぶさるようにメニュー一覧が表示される。不要になったらアイコンに再タッチや逆方向にスライドすると元の小さな表示に戻る。

スマートフォン向けのWebサイトなど画面サイズが限られる環境でよく用いられる。漢数字の「三」のように横線が並んだアイコンで表示されるものは「ハンバーガーメニュー」(hamburger menu)とも呼ばれる。

Androidではオペレーティングシステム(OS)の管理するホーム画面にドロワーメニューの仕組みが取り入れられており、ホーム下端のつまみのような小さなアイコンをタッチあるいは上にスワイプ(機種やバージョンで異なる)すると、導入済みのアプリがすべて並んだ一覧画面が現れる。

(2022.8.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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