ドロワーメニュー【drawer menu】
概要

普段は画面の隅にアイコンや取っ手のような細長い操作要素として配置されている。利用者がこれにタッチしたり、画面の端から中央方向へスワイプしたりすると、アニメーションを伴って領域が展開し、表示画面に覆いかぶさるようにメニュー一覧が現れる仕組みになっている。
メニューが不要になった場合は、同じアイコンへの再タッチや逆方向へのスワイプ、あるいは余白部分のタップなどの操作によって、元の小さな表示へ格納される。メニュー内には各機能へのリンクや設定項目などが縦に並ぶ形が一般的で、選択後に自動的に閉じる挙動を取ることも多い。
画面上に常時メニューを表示しないため、コンテンツの表示領域を広く確保できる利点がある。一方で、利用者が項目の存在を一目で把握できないことや、目的の機能に至るまでに「メニューを開く」という操作が一段階増える難点もある。近年では画面下部に主要な機能を常時並べるタブバー(ボトムナビゲーション)と組み合わせ、補助的な経路として位置付ける設計も見られる。
このような仕組みは、スマートフォンのオペレーティングシステム(OS)自体にも取り入れられている。Androidでは、ホーム画面の下端にあるつまみ状の小さなアイコンをタッチ、あるいは上方向にスワイプする操作(機種やバージョンによって異なる)によって、端末に導入されているアプリをすべて並べた一覧画面(アプリドロワー)を呼び出すことができる。ホーム画面とアプリ一覧の表示を分離しつつ、必要なときに全体へ素早くアクセスできる構成となっている。iOSでも、バージョンによっては設定画面や一部のアプリ内で、画面端からのスワイプによって同様の仕組みを呼び出せる。
(2026.6.26更新)