Thumbs.db

概要

Thumbs.dbとは、Windowsフォルダごとに自動生成する管理用のファイルの一つで、そのフォルダに保存されている画像ファイルの縮小版(サムネイル)を記録したもの。高速に一覧表示するために用いられる。

Windowsエクスプローラは「大アイコン」などの表示設定でフォルダ内のファイルを一覧表示すると、画像ファイルファイル形式アイコンの代わりに画像自体を縮小したサムネイルに置き換えて表示することができる。

縮小表示のために毎回すべての画像ファイルを読み込んで縮小版を作成するのは負荷が大きく時間もかかるため、一度縮小表示したデータはThumbs.dbファイルに記録しておき、次回はThumbs.dbを読み込んで一覧表示する。

Thumbs.dbは標準では隠し属性システムファイルとなっており、エクスプローラ上では不可視となっている。フォルダーオプションを開き表示タブの詳細設定から「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を有効にすると表示されるようになる。

Thumbs.dbは削除することもできるが、次にサムネイル表示すると再び自動生成される。システムプロパティを開き、「詳細設定」→「パフォーマンス」の「視覚効果」タブにある「アイコンの代わりに縮小版を表示する」のチェックを外すことでThumbs.db自体を作成しないようにすることもできる。

(2021.11.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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