ドラッグ&ドロップ 【drag and drop】 ドラッグアンドドロップ
概要
ドラッグ&ドロップ(drag and drop)とは、コンピュータの操作法の一つで、対象を指定してマウスなどのボタンを押し、押したまま画面上を移動して、希望の位置でボタンを離す操作のこと。対象の移動や複製などを指示するために行う。画面上でマウスポインタ(現在位置を示す矢印や手の形をした小さなアイコン)が操作対象を表すアイコンなどに重なった状態でボタンを押し、そのままの状態でマウスを移動させる。この動作を「引きずる」という意味の「ドラッグ」(drag)という。
マウスを移動させて希望する位置(対象の移動先など)に着いたら、ボタンを離す。この動作を、対象をその場所に「落とす」という意味で「ドロップ」(drop)という。ドロップされた対象には指定された位置に応じた処理(移動、複製など)が行われる。
デスクトップ上でのアイコンの移動や、ストレージ内でのファイルやフォルダの移動や複製、ソフトウェアの操作画面上でのデータの移動や複製などのためによく行われる。
Windowsのようにボタンが二つある環境の場合には、通常の操作は左ボタンによって行う。右ボタンでドラッグ&ドロップを行うと、ドロップ時に(右クリック時のように)コンテキストメニューが現れ、対象にどんな操作をするか選択できる場合もある。
タッチ操作の機器でも、画面上の対象に触れて長押しするとドラッグ状態にすることができる場合があり、希望の場所で指を離すとドロップされる。
(2019.3.6更新)