ディスプレイアダプタ 【display adaptor】
概要
ディスプレイアダプタ(display adaptor)とは、コンピュータ本体のUSBポートなど汎用の端子に接続し、HDMIなどディスプレイ端子に出力する小型の変換装置。または、ビデオカードなど映像信号の出力装置。変換装置としてのディスプレイアダプタは、USB 3.0やThunderboltなど高速な汎用ポートに装着し、映像信号をHDMIやDisplayPort、DVIなどディスプレイ専用端子から出力する。出力端子からケーブルでディスプレイに接続することができる。コンピュータとWi-Fiなど無線で通信するものは「ワイヤレスディスプレイアダプタ」とも呼ばれる。
ノートパソコンなど出力端子の種類が限られる機器から特定の端子にしか対応していないディスプレイ装置へ接続できるようにしたり、本体内蔵のディスプレイ出力端子と組み合わせて複数のディスプレイを同時に接続し、繋がった広い画面として運用する「マルチディスプレイ」を実現することができる。
また、「ディスプレイアダプタ」という用語はビデオカードやCPU内蔵グラフィックス機能など、コンピュータ側でディスプレイ出力機能を担当するハードウェアのことを指す場合もある(Windowsの設定画面など)。
(2022.1.12更新)