ディスプレイアダプタ【display adaptor】
概要

変換装置としてのディスプレイアダプタは、USB Type-CやThunderboltなどの汎用ポートに装着し、接続先のディスプレイが対応する端子へ映像信号を変換して出力する。出力規格としてHDMIやDisplayPort、DVI、VGAなどに対応した製品があり、用途に応じて選択する。
主な用途の一つは、搭載する映像端子の種類や数が限られるノートパソコンや小型コンピュータから、特定の端子にしか対応していないディスプレイへ接続できるようにすることである。もう一つは、本体内蔵の映像出力端子と組み合わせて複数のディスプレイを同時に使用する「マルチディスプレイ」環境の構築である。
高解像度出力や複数画面への同時出力を行う場合は、USB 3.0以降のType-AポートやUSB Type-Cポートなど高速伝送に対応した製品が必要となる。また、Wi-Fiなどの無線通信で映像を伝送する「ワイヤレスディスプレイアダプタ」と呼ばれる製品もあり、会議室や家庭での画面共有といった用途で利用される。
一方、Windowsのデバイスマネージャや設定画面では、映像信号の生成と出力を処理する装置を総称して「ディスプレイアダプタ」と表記している。これにはマザーボードやCPUに統合されたグラフィックス機能のほか、拡張カードとして装着するビデオカード(グラフィックスカード)も含まれる。この用法では変換装置ではなく、映像処理・出力機能そのものを意味する。
(2026.6.15更新)