起動ドライブ 【ブートドライブ】 boot drive / 起動デバイス / ブートデバイス / boot device
概要
起動ドライブ(ブートドライブ)とは、コンピュータの起動時や再起動時に、オペレーティングシステム(OS)を読み出して起動するよう指定されたストレージ(外部記憶装置)。複数の起動可能な装置がある場合はBIOSやUEFIで優先順位を指定する。コンピュータに内蔵あるいは接続されたハードディスクやSSD、光学ドライブ装置、USBメモリなどのストレージのうち、OSが導入(インストール)済みで本体起動時にOSの読み込みに用いられるものをこのように呼ぶ。
コンピュータに電源が投入されると、まず主基板上の半導体メモリに記録されたブートローダが起動し、指定された起動ドライブからOS起動用プログラム(2次ブートローダ)を読み込んで実行する。2次ブートローダがOS本体を読み込んで起動する。
複数のストレージが存在する場合は、起動時に呼び出すことができるBIOSやUEFIの設定画面から利用者が優先順位(起動順位)を指定あるいは変更することができる。例えば、光学ドライブにOSのインストールディスクなどが入っていればこれを起動し、空ならハードディスクから導入済みのOSを起動する、といった起動処理の流れを指示することができる。
(2020.3.21更新)