イニシエータ 【initiator】

概要

イニシエータ(initiator)とは、創始者、発起人、起爆剤、開始剤などの意味を持つ英単語。

メインフレーム大型汎用機システムなどでは、オペレーティングシステムOS)のジョブ管理機能の一つで、資源を確保してジョブ実行を開始するものを「ジョブイニシエータ」(job initiator)あるいは単にイニシエータという。

SCSIイニシエータ

コンピュータ本体とストレージ装置などを接続するSCSIでは、接続された機器に入出力などの指示を送信する本体側の装置をSCSIイニシエータという。通常はSCSIホストバスアダプタの機能の一部として実装されている。

コンピュータストレージの間をLANで接続するiSCSIの場合には、ネットワーク上のiSCSIストレージ(「iSCSIターゲット」という)にアクセスするためのコンピュータ側の制御ソフトなどのことをiSCSIイニシエータという。

(2020.3.31更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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