イニシエータ【initiator】
イニシエータとは?
創始者、発起人、起爆剤、開始剤などの意味を持つ英単語。IT分野では、通信やデータ転送において接続の確立や処理の開始を最初に要求する側の機器やソフトウェアを指すことが多い。

メインフレーム(大型汎用機)システムなどでは、オペレーティングシステム(OS)のジョブ管理機能の一つで、資源を確保してジョブの実行を開始するものを「ジョブイニシエータ」(job initiator)あるいは単にイニシエータという。
コンピュータ本体とストレージ装置などを接続するSCSIでは、接続された機器に入出力などの指示を送信する本体側の装置を「SCSIイニシエータ」という。通常はSCSIホストバスアダプタの機能の一部として実装されている。コンピュータとストレージの間をLANで接続するiSCSIの場合には、ネットワーク上のiSCSIストレージ(「iSCSIターゲット」という)にアクセスするためのコンピュータ側の制御ソフトなどのことを「iSCSIイニシエータ」という。
IPネットワーク上で暗号化されたVPNトンネルを構築するIPsecでは、トンネルの接続確立を試みる側を「イニシエータ」と呼び、相手からの要求を待ち受ける側を「レスポンダ」(responder)という。どちらがイニシエータになるかは機器の設定によって決まり、両端で役割を一致させておく必要がある。