コールドバックアップ【cold backup】オフラインバックアップ

別名  :offline backup/一貫性バックアップ/consistent backup

概要

コールドバックアップとはデータを更新するアプリケーションやサービスを停止した状態でデータを複製・保存するバックアップ手法。データの一貫性を確保しやすいが、バックアップ処理中はデータの処理や操作を行うことができない制約がある。
コールドバックアップのイメージ画像

企業の情報システムを構成するデータベースシステムなどに適用されることが多い。データの追加や更新、削除を行うプログラムをあらかじめ終了させるか、利用者からの操作を一時的に遮断した上でデータの複製を実行する。バックアップ中はシステムが停止状態にあるため、業務処理の実行も利用者による操作もできなくなる。

バックアップ実行中にデータが書き換えられる恐れがないため、特定時点の完全な状態をそのまま取得でき、整合性や一貫性が確保されたバックアップデータが得られる。障害発生時には、取得したバックアップから停止時点の状態を復元できる。

データベースでは複数のファイルやテーブルの間に依存関係があることが多く、更新途中の状態でバックアップを取得すると復元時に不整合が生じる場合がある。コールドバックアップでは動作を停止してから複製を行うためこのリスクがなく、高度な制御機構を必要とせず単純なファイルコピーで完結するため、確実性に優れ復旧作業も比較的容易である。システムの停止時間を確保しやすい深夜や休日に定期実行される運用が一般的である。

一方、システムを稼働させたままバックアップを取得する手法を「ホットバックアップ」(オンラインバックアップ)という。業務を止めずに実行できる反面、複製中もデータ更新が並行して発生するため、整合性を維持するための仕組みが別途必要となる。24時間稼働が求められるシステムでは停止時間の確保が困難なため、ホットバックアップレプリケーションなどの手法が選択される場合が多い。

(2026.6.14更新)
 

他の辞典等による「コールドバックアップ」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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