LU 【Logical Unit】 論理ユニット
ストレージのLU
SANやRAIDなどのストレージシステムで、外部からは一つのシステムとみなされる機器の中に複数の記憶装置や記憶領域がある場合に、これをLU、論理ユニットと呼ぶことがある。
RAID機器やストレージサーバなどは通常、ハードディスクやSSDのような物理的なストレージ装置を複数搭載している。ストレージを利用するシステム側から内部の装置を識別できるよう、LUN(Logical Unit Number:論理ユニット番号)という通し番号が割り当てられ、認識できるようになっている。
もとはSCSIで接続されたストレージ装置が内部で複数のドライブに分かれている場合に区別する仕組みだったが、RAIDなどのディスクアレイ装置では、複数の物理ストレージ装置を束ねて単一のLUとすることで、システム側に広大な記憶領域を提供することもできる。
メインフレームのLU
古くから使われている大型コンピュータであるメインフレームでは、システムを構成するネットワークの末端の装置のことをLUと呼ぶことがある。米IBM社のSNA(Systems Network Architecture)に由来する概念で、利用者が操作する端末やプリンタなどが該当する。
(2023.10.6更新)