エコーバック 【echo back】 リモートエコー / remote echo

概要

エコーバック(echo back)とは、文字ベースの操作環境(CUI)でネットワーク越しに遠隔地のコンピュータを操作しているとき、手元の端末から送信した文字を接続先がそのまま送り返してくること。

コンピュータの操作画面で、利用者キーボードなどから入力した文字列を画面などに表示することを「エコーバック」(echo)という。コマンド操作画面では、利用者が自身の入力内容を確認できるよう、打鍵した文字とシステムからの応答を交互に表示することが多い。

通信回線を介してサーバなどに接続し、コマンド操作画面を開いた場合、利用者側から送信した入力文字列を接続先が「おうむ返し」に送り返してくることがある。この機能をエコーバックと呼び、端末側のソフトウェアターミナルソフト)は受信データのみを画面に表示すれば良い。

ローカルエコー (local echo)

一方、接続先がエコーバックを返さない場合は、ターミナルソフト側で利用者入力を表示する処理が必要となる。この機能を「ローカルエコー」(local echo)という。接続先のエコーバックとローカルエコーが両方有効だと入力した文字が二重に連なって表示されてしまうことがあるため、ソフトの設定でローカルエコーをオフに指定する必要がある。

(2022.5.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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