エコーバック【echo back】リモートエコー/remote echo

概要

エコーバックとは、文字ベースの操作環境(CUI/CLI)でネットワーク越しに遠隔地のコンピュータを操作する際、手元の端末から送信した文字を接続先がそのまま送り返してくる動作のこと。端末側のターミナルソフトは受信したデータを表示するだけでよく、利用者は自分の入力内容を画面上で確認できる。
エコーバックのイメージ画像

コマンド操作画面では、利用者が打鍵した文字と、システムからの応答を交互に表示する。遠隔接続の場合、入力文字は一旦ネットワーク越しに接続先へ送信されるが、接続先がそれをそのまま端末に送り返すことをエコーバックという。

接続先がエコーバックを返さない場合は、ターミナルソフト自身が入力文字を画面に表示する処理を行う。この動作を「ローカルエコー」(local echo)という。接続先の動作に応じてターミナルソフトの設定で有効・無効を切り替えられる場合が多く、適切に設定する必要がある。

接続先のエコーバックとローカルエコーが同時に有効になっていると、入力した文字が二重に連なって表示される問題が起きる。逆に両方とも無効の場合は、キーボードを打鍵しても画面に何も表示されない状態になる。エコーバックの有無に合わせてローカルエコーを設定することが重要である。

なお、パスワードの入力時には、接続先が意図的にエコーバックを抑制し、入力した文字を画面に表示しないよう設計されている場合が多い。文字が画面に表示されなくても実際には入力は受け付けられており、これは第三者の覗き見によるパスワード漏洩を防ぐための正常な動作である。Telnetなど古くからの遠隔操作環境でも一般的な仕組みであり、現在でもSSHによるリモートログインやネットワーク機器のコンソール接続などで見られる。

(2026.7.10更新)
 

他の辞典等による「エコーバック」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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