読み方 : シーピーユーじかん
CPU時間【CPU time】プロセッサ時間/processor time
CPU時間とは?

プログラムの実行中には、ストレージ(外部記憶装置)へのアクセスやネットワーク通信の待機など、CPUが処理を行わない時間が生じる。CPU時間にはこうした待ち時間は含まれず、一般に経過時間よりは短くなる。例えば、経過時間が10秒のプログラムでも、大半をディスク読み込みの待機に費やしていれば、CPU時間は数百ミリ秒に留まることもある。
CPU時間は「ユーザーCPU時間」と「システムCPU時間」に分類される。ユーザーCPU時間はプログラム自身のコード実行に費やされた時間、システムCPU時間はプログラムが発行したシステムコールなどに応じてオペレーティングシステム(OS)が処理を行った時間である。両者を合算した値がそのプログラム全体のCPU時間となる。
マルチコアCPUやマルチプロセッサ環境では、複数のCPUコアが並列に処理を行った時間が重複して計上されるため、CPU時間の合計が物理的な経過時間を上回る場合もある。4コアのCPUで4つのスレッドが同時に1秒間処理を行えば、経過時間は1秒であってもCPU時間の合計は最大4秒となる。
CPU時間はプログラムの処理効率を評価する指標として用いられる。通信速度やストレージ性能といった外部要因の影響を除いて計算処理の負荷を把握できるため、アルゴリズムの最適化やボトルネックの特定に利用される。複数の利用者がコンピュータを共有するホスティングサービスやクラウドサービスでは、消費したCPU時間を基準に利用料金やリソース制限が設定される場合もある。
関連用語
他の辞典等による「CPU時間」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「CPU時間」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平21修6 問54】 コンピュータシステムの稼働状況に関する指標のうち,その測定のためにソフトウェアモニタが必要となるのはどれか。