CPU時間 【CPU time】 プロセッサ時間 / processor time

概要

CPU時間(CPU time)とは、コンピュータ内部のマイクロプロセッサ(CPU/MPU)がプログラム実行した時間。また、その累計。

あるプログラムプロセス)がCPUを使って処理をなった時間の長さを表す。プログラムの実行中に外部入出力などでCPUに待ち時間が生じることがあるため、実行開始からの経過時間elapsed time)より短くなることが多い。

また、複数のプロセッサを搭載したコンピュータや、一つのプロセッサに複数のコアがあるCPUを使用した場合、複数のCPUで並列に処理した時間を重複して数えることで経過時間よりCPU時間が長くなる場合もある。

あるプログラムのCPU時間のうち、プログラム自体のコード実行に費やされた時間を「ユーザーCPU時間」(user CPU time)、プログラムが発行したシステムコールなどでオペレーティングシステムOS)のコード実行された時間を「システムCPU時間」(system CPU time)と分類することもある。

(2020.4.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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