OOM 【Out Of Memory】 アウトオブメモリ
概要
OOM(Out Of Memory)とは、コンピュータプログラムの代表的な実行時エラーの一つで、必要なメモリ容量を確保できず、それ以上処理を続行できないこと。システムの空きメモリが足りないために起きる。プログラムは実行時に処理するデータの一時的な置き場として、コンピュータのメインメモリ(RAM)上に占有する領域を確保する必要がある。現代のコンピュータではメモリの管理はオペレーティングシステム(OS)が行っており、各プログラムは実行時にOSに割り当てを要求する。
このとき、OSが確保している空きメモリの領域が必要な容量に足りず、メモリ割り当てが拒否された場合にOOMエラーが発生してプログラムが異常終了する。プログラムの実行方式によってはOSによって強制終了させられる場合もある。
そもそも最低限必要なメモリ容量がコンピュータに搭載されていない場合は何度起動を試みてもエラーとなるが、それ以外にも、すでに他のプログラムがメモリを大量に使用しており空き領域が逼迫している場合、空き容量の合計は必要量存在するが、断片化が進んで連続した領域が確保できない場合などにも生じることがある。
(2021.7.9更新)