フィックス 【fix】

概要

フィックス(fix)とは、修理(する)、修正(する)、調整(する)、調節(する)、固定する、取り付ける、決定する、確定する、解決する、などの意味を持つ英単語。日本語の外来語としては主に修正、確定、固定の三つの意味で用いられる。

「修正」の意

ITの分野でよく用いられる用法で、製品などに欠陥や不具合などを修正、修理、改修などすることや、修正したもののことをフィックスという。

例えば、ソフトウェアバグ(誤り)が発見された際に、これを修正することを「プログラムをフィックスする」とか「バグフィックス」などという。「ホットフィックス」のように利用者の手元のプログラムなどを修正するために配布される簡易なソフトウェアなどのことをフィックスという場合もある。

「確定」の意

一般のビジネス分野でよく見られる用法で、未定だったスケジュールなどが確定したり、改定を重ねて最終版が発行されることなどをフィックスという。

ITの分野でも、例えばソフトウェア開発の際に仕様の策定を終了して最終版を確定させることを「仕様をフィックスする」というように表現することはあるが、修正の用法とは意味が逆になるため誤解が生じないよう注意が必要である。

「固定」の意

物の位置を動かないよう物理的に固定することや、固定されている状態のことをフィックスということがあり、様々な分野で用いられる。

(2019.2.21更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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