サイレントインストール 【silent install】 無人インストール / unattended install
概要
サイレントインストール(silent install)とは、ソフトウェアをコンピュータに導入(インストール)する際、開始後に利用者の操作や入力を必要としない方式。同じソフトウェアを同じ設定で多数のコンピュータに導入したい場合などに利用される。ソフトウェアのインストールにはオプションの指定やライセンス情報の入力などが必要な場合があり、対話型インストールの場合は逐次画面に問い合わせを表示して利用者に入力を促すことが多い。
サイレントインストールの場合は予め設定ファイル(「アンサーファイル」と呼ばれる)を用意して読み込ませたり、インストーラの起動時にコマンドライン引数として指定することにより、こうした表示や操作が行われないようになっている。
なお、インストール開始後にメッセージや進行状況の表示を行わない方式を「サイレントインストール」、インストール中に入力要求を行わないことを「無人インストール」として呼び分ける立場もあるが、実質的にこうした区分は定着しておらず、両者は同じものとみなされている場合がほとんどである。
また、「自動インストール」を同義とする場合もあるが、これは利用者が明示的にインストールの開始を指示しない(周辺機器をコンピュータに接続すると自動的にドライバソフトがインストールされる動作など)ことを意味する場合もある。
(2020.2.2更新)