サイレントインストール【silent install】無人インストール/unattended install
概要

ソフトウェアをコンピュータに導入する際、インストール先フォルダの指定や導入する機能の選択、ライセンス条項への同意、シリアルキーの入力などを画面上で順次求められることが多い。こうした対話型インストールでは、利用者がその都度応答しなければ処理は進まない。
サイレントインストールでは、必要な設定値をあらかじめ記述した「アンサーファイル」と呼ばれる設定ファイルを読み込ませるか、インストーラ起動時のコマンドライン引数として指定することで、確認画面や入力画面の表示を省略して処理を実行する。インストール中のメッセージや進行状況の表示も行わないのが一般的である。
企業や学校などで多数の端末に同じソフトウェアを配布する場面や、OSセットアップ後に必要なソフトウェアをまとめて導入する作業、更新プログラムの定期適用などで広く用いられる。管理ツールやスクリプトと組み合わせて遠隔から自動実行できるため、各端末での手動操作が不要となり、導入コストの削減や設定ミスの防止につながる。
「無人インストール」もほぼ同義で使われる用語である。厳密には、画面表示を行わない方式を「サイレントインストール」、入力操作を必要としない方式を「無人インストール」と呼び分ける立場もあるが、実際には両者を区別せず同義として扱う場合がほとんどである。また、「自動インストール」も同義として用いられることもあるが、この語は利用者が明示的にインストールを指示しなくても処理が始まる仕組み(周辺機器の初回接続時にドライバが自動導入される動作など)を指す場合もあり、文脈によって意味が異なる。
(2026.7.11更新)