スーパーバイザ 【supervisor】 SV
概要
スーパーバイザ(supervisor)とは、監督者、管理者、統括者、指揮者、監修者などの意味を持つ英単語。ITの分野では一般のコンピュータプログラムと対比してオペレーティングシステム(OS)やその中核部分のことをこのように呼ぶことが多い。ソフトウェアの分野では、OSやその中核部であるカーネル(kernel)のことをスーパーバイザと呼ぶことがある。OSにはコンピュータ上で実行されるプログラムの動作を制御・管理する役割があることからこのように呼ばれる。
実行中のプログラムが、OSカーネルの特権的な機能を呼び出す仕組みのことを「スーパーバイザコール」(SVC:Supervisor Call)あるいはシステムコール(system call)という。一般のプログラムが直接実行することが禁じられている処理の実行をOSに依頼することができる。
なお、一般の外来語としては、小売業や飲食業などでは仕入れ担当者や複数の店舗を監督する指導員、サービス業などでは現場監督などを意味する役職名に用いられることが多い。これらの用法では「スーパーバイザー」表記がほとんどだが、IT分野では慣習的に末尾の長音記号を省いて「スーパーバイザ」と表記することが多い。
(2019.12.20更新)