読み方 : フラッシュ
flush【フラッシュする】
flushとは?

コンピュータでは装置間の処理速度の差を吸収するため、データをいったんメモリ上のバッファやキャッシュに蓄えてからまとめて処理する仕組みが広く採用されている。例えば、ファイルへ書き込みを行う場合、いきなりストレージ装置へアクセスするのではなく、メモリ上の書き込みバッファに保持しておき、一定量がたまった時点や適切なタイミングでまとめて書き出すようにする。
このとき、蓄積されたデータを強制的に最終的な出力先へ吐き出させる操作が flush である。これにより、プログラム終了前や異常終了の可能性がある場面でも、未保存のデータを確実に反映させることができる。こうした操作はストレージだけでなく、ネットワーク通信などバッファを用いる様々な場面で行われる。
flushは出力処理だけでなく、キャッシュの内容を破棄または更新する操作にも用いられる。CPUキャッシュやディスクキャッシュでは、古いデータが残ることで整合性が崩れる可能性があるため、必要に応じてキャッシュ内容を書き戻したり無効化したりする。この書き戻し処理も flush と呼ばれることがある。
なお、外来語の「フラッシュ」は、閃光、瞬間、ひらめき、点滅する、きらめく、などを意味する “flash” を指すことが多いが、IT分野で「フラッシュする」とサ変名詞的に用いる場合は “flush” 操作を指すのが一般的である。一般の外来語でも、ポーカーの役の一つである「フラッシュ」は “flush” に由来する。