ワーキングセット 【working set】

概要

ワーキングセット(working set)とは、仮想メモリ運用されているOS上で、実行中のプログラムがある時点で使用しているメモリページの集合のこと。

プロセスが占有するページ全体の中から、直近に使用したなど何らかの基準に基づいて選んだ、ある瞬間に必要とされている記憶内容の総体を表している。確保された領域のうち物理メモリ上に展開されている部分のことをワーキングセットと呼ぶ場合もある。

ワーキングセットが常に物理メモリ上に展開できていれば、ストレージ物理メモリの内容の入れ替え(スワップ/ページング)をうことなく高い性能を維持したままプログラム実行できる。

ソフトウェアの機能について言う場合

ソフトウェアの操作性を向上させる機能の一つで、項目数や選択肢が膨大な場合に頻繁に使うものだけを選んで表示するものをワーキングセットということがある。

(2018.10.5更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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