フィルタ 【filter】
概要
フィルタ(filter)とは、濾過器、こし器、濾過する、こす、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、一定の条件に基づいてデータなどを選別・加工・排除する装置や機能、仕組みなどを指すことが多い。そのような処理や働きのことは「フィルタリング」(filtering)という。電子回路の分野では、信号を周波数の違いなどに基づいて特定の要素だけ通したり遮断したりする回路や装置などをフィルタという。また、カメラなどの光学機械では、受光素子の手前に装着し、特定の種類の光を通過あるいは遮断したり、特殊な効果を加えたりする装置をフィルタという。
これらの物理的な装置の働きをコンピュータ上のソフトウェアによって再現したものも同様にフィルタと呼ばれる。電気信号や音声信号の解析や合成などを行うソフトウェアが信号を補正するためものや、画像処理ソフトが画像に特殊効果を加えるものなどがよく知られる。
フィルタコマンド
UNIX系OSやWindowsなどのコマンドラインで、標準入力からテキストデータなどを受け取って、指定された条件で加工を施して標準出力に書き出すコマンドをフィルタコマンドあるいは単にフィルタという。機能の異なるフィルタを何段も連ねることで連続的に加工を施すことができ、様々な定型的な処理を自動化することができる。
パケットフィルタ
ネットワークの境界などに設置されたファイアウォールやルータなどが、内外で送受信されるデータのまとまり(パケット)の中から一定の基準に基づいて不正なものを検知し、破棄する機能を「パケットフィルタ」という。
メールフィルタ
メールサーバやメールクライアントなどが、受信した電子メールの本文や添付ファイルなどからスパムメールやウイルスメールと疑われるものを選別し、専用のフォルダに集めたり破棄する機能を「スパムフィルタ」あるいは「メールフィルタ」などという。
コンテンツフィルタ
青少年保護や企業における社員の私用制限などを目的として、インターネット上にあるWebサイトやコンテンツを一定の基準に基づいて選別し、接続を遮断する装置やソフトウェアのことを「コンテンツフィルタ」「Webフィルタ」などという。
(2019.5.16更新)