インストーラ 【installer】 セットアッププログラム / setup program
概要
インストーラ(installer)とは、ソフトウェアをコンピュータに導入して起動できるよう構成するコンピュータプログラムのこと。導入作業のことは「インストール」(install)あるいは「セットアップ」(setup)という。インストーラはソフトウェアパッケージに付属する実行可能ファイルなどの形で提供され、起動するとプログラムファイルや設定ファイルなどをコンピュータのストレージ(外部記憶装置)の所定の位置に複製し、必要に応じてシステム設定の一部を書き換えるといった処理を行う。
作業を始める前に、ファイルをコピーするストレージ内の位置や、導入するソフトや機能の選択、改変するシステム設定の内容など、利用者が選択・設定可能な項目を対話形式で入力する「ウィザード」(wizard)機能が付属している場合もある。
近年ではWindowsのWindows Installerのように、OS側に汎用のインストーラが付属しており、その処理できる形式のパッケージでソフトウェアを配布・販売することも増えている。また、プログラムファイル単体で動作する単純なソフトウェアなどの場合には、インストーラや配布パッケージが付属せず、利用者が手作業でファイルをコピーして導入完了とする場合もある。
一方、導入済みのソフトウェアをコンピュータから取り除き、システム設定などを導入前の状態に復元するソフトウェアのことを「アンインストーラ」(uninstaller)、そのような処理や作業を「アンインストール」(uninstall)という。
(2018.3.13更新)