メモリダンプ 【memory dump】 クラッシュダンプ / crash dump

概要

メモリダンプ(memory dump)とは、コンピュータが稼働中のある瞬間のメインメモリの内容の一部または全部をストレージに記録したもの。オペレーティングシステム(OS)などが異常終了した際に記録されるため「クラッシュダンプ」(crash dump)とも言う。

その瞬間にメモリ上に展開されているプログラムデータの内容を丸ごと一つのファイルとしてハードディスクSSDなどのストレージ装置に写し取ったもので、プログラムの実行状態や変数の内容などを知ることができる。

利用者による操作で任意の時点の内容を写し取る場合もあるが、通常はOSに致命的な問題が生じて強制終了する際に、システムが自動的に最後の瞬間の内容を記録する。主にソフトウェアの開発者が利用するもので、プログラムに異常が生じた原因や、どこに欠陥があるかを調べる助けとなる。

(2020.6.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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