コマンドライン引数 【command line arguments】

概要

コマンドライン引数(command line arguments)とは、コンピュータコマンド入力画面(コマンドライン)からプログラムを起動する際に指定する文字列のこと。また、これをプログラム側で受け取った変数などの

利用者プログラム実行時にオプションや動作モードを指定したり、処理対象のデータを与えるために用いられる。内容はオペレーティングシステムOS)を介してプログラム側に伝達される。

一般的な形式では、「ls -a」のように起動するプログラム名に続けてスペースを挟んで記述する。複数の項目を指定する場合は「ls -a /var」のようにスペース区切りで続けて入力する。

プログラムの側でコマンドライン引数を利用するには、OSからコマンドライン引数を受け取って解析し、動作に反映させるコードを記述する必要がある。プログラミング言語の仕様などで標準的な受け取り方や変数名などが定められていることが多い。

オプションの表記

慣習的に、UNIX系OSコマンドでは「ls -a」のように「-」(ハイフン)に続けて一文字か数文字の英数字を記述することで、動作を指定するオプションを指定することができる。

一方、Windows(や前身のMS-DOS)のコマンドでは、「dir /w」のように「/」(スラッシュ)でオプションを指定するのが一般的である。いずれも慣例であるため、例えばUNIXからWindows移植されたコマンドのオプションはハイフンで指定することが多い。

(2020.2.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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