書き込み権限【write permission】
概要

ファイルに対する書き込み権限は、内容の編集、上書き、追記を行うために必要となる。この権限がなければ、ファイルの内容を閲覧できても変更・保存することはできない。アプリケーションが設定ファイルやログファイルを更新する際にも、対象ファイルへの書き込み権限が求められる。
ディレクトリに対する書き込み権限は、内部のファイルやサブディレクトリを作成、移動、削除するために必要となる。ファイル自体への書き込み権限とは意味が異なり、例えばファイルを削除したい場合には、ファイル自体への権限ではなく、そのファイルが格納されているディレクトリへの書き込み権限が必要となる。ファイルの内容を編集できても削除できない場合や、その逆の場合が生じるのはこのためである。
一般的なOSでは、ファイルやディレクトリごとに、利用者アカウントやグループ単位で書き込み権限を付与・剥奪できる。特定の利用者だけに編集を許可し、それ以外には閲覧のみを認めるといった運用が可能となる。クラウドストレージや共同編集ツールにおいても同様の概念が適用されており、閲覧のみを許可したい相手には読み取り権限だけを与え、編集を許可する場合にのみ書き込み権限を付与するといった設定が行われる。
LinuxなどのUNIX系OSで採用されている「パーミッション」(permission)の仕組みでは、書き込み権限は記号「w」または数値「2」で表される。読み取り権限の「4」、実行権限の「1」と組み合わせて権限の状態を数値で表現し、例えば「6」は読み取り権限と書き込み権限を持つ状態を示す。権限は所有者、グループ、その他の利用者という三区分にそれぞれ設定される。Windowsでは、ファイルやフォルダのプロパティ画面から利用者やグループごとに設定でき、「書き込み」「変更」「フルコントロール」といった区分で管理される。