世代管理
単純なバックアップ方式では新たに複製を行うと以前に複製したバックアップデータは破棄され、常に最も最近にバックアップしたデータのみを復元することができる。
一方、世代管理バックアップでは新しく複製を作成しても以前に複製したデータも残しておき、復元時には過去のどの時点のデータを復元するか選択することができる。データに問題が生じたが、それに気づかないままバックアップを実行してしまった場合などに、問題が起きる前のデータに戻すことができるようになる。
世代数
世代管理において過去何回分までのデータを残しておくかを「世代数」(保存世代数)という。これを超えて新たに複製を行う場合は最も古い世代のデータが代わりに削除される。
フルバックアップ方式の場合は単純にバックアップの回数が世代数となるが、差分バックアップの場合は一定期間や一定回数ごとに行われるフルバックアップの回数が世代数となる。例えば、毎週1回フルバックアップを取り、これに対して毎日1回差分バックアップを取る場合、週に1回のフルバックアップの時点で世代が更新される。
(2021.9.8更新)