読み方 : ろんりディスク
論理ディスク【logical disk】論理ドライブ/logical drive
概要
論理ディスクとは、ハードディスクやSSDなどのストレージ装置の物理的な構成とは独立に、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションから一台のディスクとして見える仮想的な記憶単位。物理ストレージの領域を分割・結合して、あたかも単一の装置のように振る舞うようにしたものである。

一台の物理ディスクは、「パーティション」(partition)や「ボリューム」(volume)と呼ばれる区画に分割することができ、それぞれが独立した論理ディスクとして認識される。Windowsの「Cドライブ」「Dドライブ」はその身近な例であり、両者が同一の物理ディスク上に存在してもよい。OSとデータを別の区画に分けておけば、システムの再インストール時にデータへの影響を抑えられるなど、運用上の利点がある。
逆に、複数の物理ディスクをまとめて一つの論理ディスクとして扱う構成もある。RAIDやLVM(論理ボリュームマネージャ)などがその仕組みであり、複数台を束ねて大容量の一領域として見せたり、一部の装置が故障してもデータを保護できる冗長構成を取ることができる。企業のサーバ環境ではこうした構成が広く使われている。
仮想化環境やクラウドサービスでも同じ概念が使われる。VMwareやHyper-Vでは、仮想マシンに割り当てるディスクがホスト側のファイルとして実装されるが、VM上で動作するゲストOSからは論理ディスクとして操作できる。Amazon EBS(Elastic Block Store)やAzure Managed Diskといったクラウドストレージも、物理的な所在を意識させることなく、任意の容量の論理ディスクとして利用できる。
(2026.4.23更新)