クラッシュ【crash】
概要
ハードウェアのクラッシュ
主にハードディスクなどの記憶装置について、記録面の摩耗や激しい衝撃による損傷などにより正常に読み書きが行えなくなることをクラッシュという。
損傷箇所に記録されていたデータは失われ、上書きや初期化もできなくなる。電源回路や制御用チップなどが破損した場合には装置全体に渡ってまったくアクセスできなくなる場合もある。
ソフトウェアのクラッシュ
ソフトウェアについてクラッシュという場合には、コンピュータ上で実行されていたプログラムが何らかの理由により異常終了することを指す。
プログラムそのものに不具合(バグ)があり実行を継続できなくなる場合のほか、想定外の異常なデータの入力、処理に必要なメモリ容量の不足、限度を超えた高負荷など様々な理由により生じる。通常、アプリケーションソフトがクラッシュすると編集中のデータなどは失われて突然終了し、制御はOSに戻る。終了せずに停止状態に陥ることは「フリーズ」(凍る)「ストール」(固まる)などという。
異常な高負荷やハードウェア異常、ソフトウェアの脆弱性を利用した外部からの攻撃などによりOS自体がクラッシュする場合もある。自動的に再起動される場合もあるが、機能停止状態となり管理者がリセットボタンで強制的に再起動させるなどの措置が必要となる場合もある。
(2018.4.9更新)
