ソフトウェアRAID 【software RAID】

概要

ソフトウェアRAID(software RAID)とは、複数のストレージ装置を束ねて一体的に運用するRAIDを、コンピュータ上で実行するソフトウェアによって管理する方式。

複数のストレージ装置を統合的に管理して、アクセス速度や信頼性の向上を図る技術を「RAID」(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)という。通常は「RAIDコントローラ」という専用の制御装置ストレージの管理やデータの書き込み、読み出しの制御をう。

ソフトウェアRAIDは各装置への書き込みの振り分けなどの制御をオペレーティングシステムOS)に組み込まれたソフトウェアによってう方式である。専用のハードウェアを持たない一般的な構成のコンピュータでも利用でき、低いコストでRAIDシステム構築することができる。

データの読み書きをソフトウェアで制御するため、通常のストレージアクセスよりもCPUへの負荷が高くなり、ハードウェアの場合には不要な設定作業などが必要になる場合もある。また、OSが読み書きを制御する都合上、OS自体の起動ディスクとして用いることはできないといった制約もある。

(2024.8.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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