ハイバネーション【hibernation】休止状態

別名  :STD/Suspend To Disk/ハイバネ

ハイバネーションとは?

コンピュータの実行状態を保存して電源を切り、次に起動したときに迅速に休止前の状態を再現する機能。復帰動作のことを「レジューム」(resume)という。
ハイバネーションのイメージ画像

コンピュータは電源を切るとメインメモリの記録内容が失われるため、通常は電源を切った状態から使用を開始するには、ストレージからのオペレーティングシステム(OS)の読み込みなどの起動プロセスを一通り実行する必要がある。

ハイバネーションはこのプロセスを省略して迅速に電源断と再開を行えるようにする方式である。まず、電源を切る際にメインメモリ上の内容を丸ごとストレージ外部記憶装置)上に記録する。次に電源を投入すると、通常の起動プロセスをスキップし、退避しておいた内容をメモリに書き戻して動作を再開する。

電源を落としたときと同じように電力消費をほぼゼロに抑えることができるが、通常の電源断・起動より高速で、稼働中のアプリケーションソフトも終了させなくて済む。メモリ上で編集途上の内容も失われることはなく、前回中断した状態から作業を再開することができる。

サスペンドとの違い

これに対し、メモリの通電を維持したまま、他の装置や回路への給電を停止して稼働を休止する方式を「サスペンド」(suspend)あるいは「STR」(Suspend-To-RAM)という。システムによっては「スタンバイ」(standby)とも呼ぶ。ハイバネーションに比べ、サスペンドの方が高速に停止・再開できるが、消費電力は大きいため、バッテリー駆動ではハイバネーションの方が長持ちする。

Windowsの休止機能では、もとはどちらか一方を選択する方式だったが、Windows Vista以降では両者を組み合わせ、当初はサスペンドし、一定時間経過かバッテリー残量低下により自動的にハイバネーションに移行する「ハイブリッドスリープ」(メニュー上の表示は「スリープ」)が標準動作となっている。

他の辞典等による「ハイバネーション」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「ハイバネーション」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平23春 問69】 PCの省電力機能に関する次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 PCの電源を切る直前の作業状態を補助記憶装置に保存しておき、次に電源を入れたときにこの内容を読み出して電源を切る直前の状態に戻して使用可能とする機能を [  a  ] という。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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