Arcserve

概要

Arcserveとは、企業などの業務システム向けの著名なバックアップソフトの一つ。また、その開発元の同名のアメリカ企業(Arcserve Inc.)。

1990年代から続く実績と定評のあるバックアップソフトで、企業などの大規模システムにおけるデータ管理の一環として、機器や装置間のバックアップオンプレミスクラウドをまたいだバックアップ、遠隔地間のデータ複製など多様なデータ保護ニーズに対応する。

主な製品ラインナップとして、簡単操作でバックアップ運用が可能な「Arcserve UDP」(Unified Data Protection)、テープドライブを利用した本格的で大規模なバックアップシステムを構築できる「Arcserve Backup」、遠隔地間のデータ複製をい災害対策(DR)や高可用性HA)に対応する「Arcserve Replication and High Availability」、クラウド上で提供されるバックアップサービス「Arcserve Cloud Direct」などがある。

企業としてのアークサーブ社は1983年にシャイアン・ソフトウェア(Cheyenne Software)社として設立され、1990年に初代「Arcserve」を発売、1996年に当時のコンピュータ・アソシエイツ(Computer Associates)社に買収・吸収された。2014年に投資ファンドがArcserve部門を事業買収し、企業としてのアークサーブ社が復活した。

(2023.9.26更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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