ライザーカード【riser card】ライザーボード/riser board

概要

ライザーカードとは、拡張カードなどの小さな電子基板を挿入するための差込口(スロット)を備えた拡張カードのこと。スロットの並びが主基板に対して垂直に立つ(差し込むカードは平行になる)ためこのように呼ばれる。
ライザーカードのイメージ画像

別の基板を挿入するための細長い端子(スロット)が一つまたは複数実装された小さな電子基板で、主基板(マザーボード)上の専用のコネクタや、汎用の拡張スロットに差し込んで使用する。差し込まれた基板マザーボードとの間の橋渡しの役割を果たす。

ライザーカードの種類

ライザーカードは端子・接続規格によっていくつかの種類がある。通常、ライザーカード自体には特に機能はなく、信号はマザーボード側と拡張カード側の端子の間を素通りするため、両端子の接続規格は原則として同一である。最も一般的な製品はPCI Express規格の拡張カードを接続するためのカードで、PCI Express x1、x4、x8、x16など製品によって対応レーン数が決まっている。

他に、メモリモジュールRAMモジュール)を差し込むためのメモリスロットDIMMスロット)になっているもの、特定の機能を持った専用のカードしか差し込めない特殊な端子になっているものもある。カード型ではなく延長ケーブルになっているものは「ライザーケーブル」(riser cable)と呼ばれる。

ライザーカードの用途

小型のコンピュータや特殊な形状の筐体の場合、マザーボード上の拡張スロットに垂直にカードを差し込むとケースや他の部品に支障することがあり、そのような場合にカードをマザーボードと平行に設置するためにライザーカードが用いられる。また、単純にマザーボード上のスロットの数を増設して、本来より多くのカードを差し込めるようにするために用いられることもある。

他の辞典等による「ライザーカード」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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