IOPS 【Input/Output Per Second】 I/O毎秒
概要
IOPS(Input/Output Per Second)とは、ハードディスクやSSDなどのストレージ(外部記憶装置)の性能指標の一つで、ある条件の元で1秒間に読み込み・書き込みできる回数のこと。1回の読み書きにかかる時間の逆数で、IOPSの値が高いほど高速にデータの読み書きができることを表す。ハードディスクの場合は平均アクセス時間(シークタイム+回転待ち時間)とデータ転送時間の和の逆数となる。
装置の特性により、読み込み(リード)か書き込み(ライト)か、シーケンシャルアクセス(連続した領域にアクセス)かランダムアクセス(飛び飛びに様々な領域にアクセス)か、転送するデータの量がどれくらいかによって1回の動作に要する時間が異なる。
このため、実用上は「4KBランダムライトIOPS」のように計測条件を明示することが多い。この例では、4キロバイトのデータを装置内の不連続な箇所に飛び飛びに書き込む動作を行った際のIOPSを表している。
(2020.1.9更新)